元ボロ鯖。今試練でFFXIを楽しんでまったり進んでいくおばちゃんの日記


by feiry
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自己満足話  ー記憶ー   注意 日記にあらずっ

(o^∇^o)ノ こんにちはー!
いやー、毎年のことながらこの時期は体調がボロボロでこまっちゃいます(;´Д`) 
まだまだ油断できませんが、引きこもりになって耐えてますっ。がっっ・・明日、定期検査で耳鼻科行かねばならないし義母の通院のタクシーをしなくてはいけないっ。
やばいでございます・・・。
無事を祈っててください(ノ∀`)


さぁ、なんか降りてきたので、思うまま書いてしまいました。
今回無駄に長いです。覚悟して読んでね! 


それにしても刀剣乱舞している友人がほしい今日この頃・・・。燭台切光忠を語りたい・・語りたいっっ(バカ


では行ってみようっ! 




コンコン。
戦闘から帰ってきたチャミの部屋のドアを誰かが小さくノックした。

「はーい。開いてますよー。どうぞ」

すこし遠慮がちにドアは開き、フェイが手に包みをもって入ってきた。

「兄様からお洋服をいただきました。よかったらチャミちゃんにもお揃いって・・」

フェイの言葉に、チャミの眼がきらーんと音を立てて光る。

「お。。お洋服!!」
「前にラルさんからチャミちゃんはとってもお洒落だって聞いて、そういえばほしいと言っていたお洋服があったなって・・。
兄様にお聞きしたら作れるから送ってくれると約束してくれたものが、今日届いたの」

にこにこと嬉しそうに笑ってフェイは伝えた。

「ありがとう!」

チャミはここ最近での一番の笑顔で包みをうけとった。

「あ、フェイちゃん。時間ある? 昨日クッキー作ったんだ。お茶していかない?」
「いただきますっ!」



サンドリアティーのいい香りが部屋に溢れる。

「クッキーがさくさくでとってもおいしいっ」

ほっぺが落ちそう。と、両頬を両手で押さえてフェイは幸せそうに笑った。

「よかったー。ラルっては甘いものは嫌いとかわがまま言うんだよっ」

ねー。といって自分もクッキーをかじる。

「うん。甘すぎなくておいしい・」

うんうん。と二人て頷き合いながら、笑ったのだった。




「フェイちゃんには、お兄さんがいたんだねぇ」

チャミの問いに、フェイは頷く。

「でもね、本当の兄様ではないの」
「え?」

どういう事?とチャミが聞くとフェイはちょっと窓の外をみて小さい声でえーとね・・と言葉をつづけた。

「えーとね・・。私が記憶亡くしちゃったとき、騎士団の一人だった兄様がその・・。お家を継ぐ代わりに私を妹にしてくれたの」

うつむいてしまったフェイにびっくりして、チャミが慌てて謝った。

「ご、ごめんなさい」
「ううん。いいの。兄様ね、私といっぱい冒険したんだって。師匠がそう教えてくれた。あと、いっぱいいっぱい仲間がいたって。
たぶんその時の人たちなんだと思うけど、今もいっぱいお手紙もらうの。・・・。でも、でも私、誰なのか全然思い出せなくて・・」

ポロポロと我慢できなくなった涙を流すフェイにびっくりして、それでもうんうんと頷いて、チャミは椅子をフェイの隣に移動させて
頭を優しくポンポンと叩いたのだった。

「兄様も本当は、騎士のままでいたかったのに、私の・・せいで・・」
「ふぇいちゃん・・」

チャミはフェイの肩をそっと抱いた。

「なのに、私。。全然・・ぜんぜん・・おぼえて・・な。。い。。」
「うん・・うん・・・」

小さく頷いて、ぎゅっとフェイを抱きしめるチャミだった。




ちょっとだけ開いていたドアの外で、リュウとラルとベックが壁にもたれて立っていた。
リュウはすこし苦しそうな顔で。ラルとベックはなにかを考える顔で。

ラルはリュウを顔で促してそっとチャミの部屋の前を離れ、リビングへと移動した。

「おやつをせびりに行って、とんでもない場面を観てしまったな・・」

リビングにあるソファに腰を下ろして、ベックがため息とともにそう漏らすと、ラルもそうだな・・と頷いた。
遅れてリュウも一人用のソファに深く腰を落として、長い溜息を洩らした。

「これは、聞いてもいいものなのかね?」

ベックがリュウに問うと、右手の甲を額に当ててリュウは眼を閉じた。
少しの沈黙の後、リュウは話し始めた。

「実は俺たち三人はサンドリアの騎士だった。聞いたことないかい? サンドリア第13騎士団」

リュウの言葉に、ラルとベックは息をのんで驚いた。

「あの。。悲劇の騎士団の一人だったのかっ!」

ラルは言う。

「はは。世間ではそんなふうに言われてるんだな・・・」

辛そうに笑って、リュウは話してあげるよ・・簡単にだけどねと言って話し始めた。


それは冒険者達からの報告から始まった。
フェ・インにある不思議な扉の奥に光る入り口がある。そこに入ってしまった冒険者が
何人も挑んでは倒れ、危険であると。
なんでも無数のアンテッドが沸き、さらには中に入った時の違和感。今まで装備していた武器防具がとたんにずっしりと重く感じられ
本来の力が出せないと。

その調査に国王から指名されたのが、サンドリア第三騎士団である。

先発隊が、その場所を確認。中に入るとやはり報告通り身体が重く、身に着けていた武器防具が無力化された。
その先発隊のリーダーをしていたメビウスが気が付いた。
自身の赤魔道士としての使用できるはずの魔法。これが極端に少ないことに。

「レベル低下」

だが、この戦いにはもう一つの裏があったのだ。


闇の王が、闇の王となるべく必要な魂魄の核。
蘇らせてはならぬと、このことにいち早く気が付いたのは、ただの冒険者であった、フェイの両親であった。

ここから話は複雑になる。

事が始まるよりも数年前のことだ。ズヴァール城に眠っているという魔王を蘇る核があるという情報をつかんだ
冒険者はデーモン族に戦いを仕掛けた。
激戦を潜り抜け魔王の核を手にし、ウィンに戻り政府に提出してほどなくフェイの両親はその時の傷がもとで亡くなった。

だが、争いを好まぬ連邦政府は、混迷した。
ただちに出撃すべきという者、戦いはするべきではないという者。三国もしくはジュノに報告すべきだと言う者。
博士たちはこぞってその核を研究したがった。
しかし、不思議なことに誰もが核に触れることができない。
触れることができるのは、なにゆえかフェイの両親の血縁の物だけだった。

仕方なくウィンダス連邦の出した答えは、フェイに形見だと偽り身に着けさせ、監視するという事だった。

真相は話さず、その核を軍で唯一触ることのできた、フェイの血縁と言うそのものに骨で作られた小さなロケットの中へと納めさせフェイのてに渡ったのであった。

ヤグード族と内通していた者がウィン軍にいた。機密事項であったそのことをどういう手段だったのか手に入れ、それを土産にヤグード族へと
密告。迎え入れられるはずだったらしいが、後に抹殺されたと聞く。


敵に渡ってはいけない情報。
狙われるフェイのもつ、核。

偶然、サンドリア騎士団と関わることになったフェイ。そのまま監視という名で、13騎士団へと配属された。
この監視は、団長しか知らなかった。
騎士団の連中は気さくで、優しく、各々がとても強かった。
個性も強く、ほかの騎士団から疎まれていたというのもまた事実ではあったが・・。

「この辺の話はちょっと割愛するね」

リュウは息をふーっと吐き出す。そのつらそうな様に「無理はしなくていい」と、ラルは伝えたが、リュウは首を横に振り

「いや、話すよ。今後の事もあるし。知っといてくれよ」

といって、また話し始めた。




そして起こった、フェ・インでの事件。
闇の王を復活させようとする獣人たちの仕業だと、上の連中は獣人側の内通者よりの情報として知っていた。
団長はそのことを知っていた。そして、フェイ一人を犠牲にすれば済むのだろうというお偉い人たちの
意見が一致していたことも。
団長は知っていた事実を、他のものは知らない。
常にフェイに気をかける団長を不思議に思ったが、すべての真実を知った今となってはそれも合点がいく。
団長は守りたかったのだ。自分の大切な騎士団員として、人として。
だからこそ、自分の地位も何もかも捨てて、独断でこのことを終わらせようとしていたのだ。
自分の騎士たちの力を信じて。



フェ・インでの戦闘は熾烈だった。しかし、軍師とあだ名された隊員のおかげで勝てる。と、確信したとき、
闇の中から「見つけた」という声とともに禍々しい腕が現れ、迷うことなくフェイを連れ去った。


その闇の中に、果敢にも一人の騎士が飛び込んでいたおかげで、連れ去られた場所が分かった。


ズヴァール城

禍々しくも荘厳であるその城の最上階。王の間であった。



そこまで話をして、リュウはふぅと息を吐き出す。

「そこであった戦闘で、俺たちは多くの仲間を失った。今も思い出したくない。クリさんだって同じだ。
言えることは、ついさっきまでそばにあった笑顔をたくさん失ったんだ・・・。白魔道士だった俺は・・自分の無力さに腹が立ったよ・・・」

「リュウさん・・・」

苦しげに言うリュウに、ラルはそういうのが精いっぱいだった。

「あの時、たぶん、俺もクリさんも、フェイの兄もそしてフェイも一度死んだんだと思う・・」
「!」

リュウの言葉に驚いて、ラル達はうつむきかけていた顔をあげた。

「俺は、気が付いたら、なんかすごく暖かい光に包まれてて、『ごめんなさい・・』って言葉を聞いたんだ。その後気が付いたら城の外に立っていた」

ふふっと小さく笑って、リュウは自分の両手を見つめた。

「ライゼル・・フェイの兄の両の手にはそれこそボロボロで虫の息のフェイがいた。そこで俺らは駆けつけていたほかの国の騎士たちに助けられて
今に至るってわけさ。独断で行動したとすべての責任を取らされ団長は解雇。俺たち全員も然り。ひどい話さ」

そんな。。と、ラルが言葉を詰まらせる。

「まて・・フェイさんの兄は。。ライゼル? まさかだと思うが・・ロイス家の?」

はっとしてラルが尋ねると、リュウは頷く。

「ほーしってるのか?」

ベックが感心していうと、これでも一応貴族なんだがな。。と肩を落としてラルが答える。

「ロイス家はサンドリアでも名門だぞ・・。末のご子息が家を継ぐことになったと聞いていたが・・」

「フェイの話聞いたろ? 記憶もなくなって不安がっていたフェイはなぜかライゼルにだけは心を許していたんだ。
ライゼルもそれをわかっていて、妹として家に迎えたいと掛け合ったんだと。父親の答えは『家を継げ』。偉いよな。
憧れていた騎士になった途端、あんなことになったってのにさ、前だけを向いていたんだよ。あいつは」

自分が情けなくてさ。と、ちょっとだけ寂しそうにリュウは笑った。


「まあ・・ざーーっくりだけど、そんなことがあってさ」

「そうか・・。当事者だったとは・・・」

ベックがすこし苦い顔をする。

「まー過去は過去って割り切らないと、俺もクリさんも・・他の助かった仲間たちも前に進めないから、冒険者になったり
稼業継いだりして・・。もちろん今も交流はしてる。その一つがフェイへの手紙なんだけど・・」

『いっぱいお手紙もらうの。・・・。でも、でも私、誰なのか全然思い出せなくて・・』

「苦しめてたのかなぁ・・・」

短い溜息を一つ。リュウはこぼして背もたれに頭を預けて眼を閉じた。

「そんこと。。ないとおもいますよ」

背後から声がして、ビックリしてリュウは思わずソファから腰が浮いた。
振り返ると、優しく微笑んだハナが御茶のはいったポットとカップをのせたお盆をもって立っていた。

「私はそう思いません。フェイさんが苦しいのは、その優しさに答えたいのにその術が見つからないことではないかしら」

手際よくお茶をいれ、みんなに配り自分もベックの隣に静かに腰を下ろす。

「殿方は考えが硬すぎるのです。一言、『今の自分の楽しかったことを書いて、お返事出すといい』と言ってあげれば
済むのに」

ハナの言葉に、男性三人ははっとする。

「次のお手紙が届いたとき、クリエルさんとリュウさんからそうお伝えするといいですよ」

ハナは、にこっと微笑んで『冷めないうちにおいしいお茶をどうぞ』と言うのだった。

「あ、それから・・。そのお貴族のライゼルお兄様に、私の分のお洋服がはいってなかったともお伝えいただけますか?」

と、なんとなく怒って言うのだった。




「ねえ、フェイちゃん。これからは私達といっぱい いっぱい楽しい思い出つくっていこうね.そして、もしも記憶が
戻って、それが悲しい事だったとしても、私達やお兄さんや、やさしいお友達さんがいるってこと忘れないでね」

チャミは静かに涙を流すフェイをそっと抱きしめながらそう、優しく言葉を紡いだのだ。
フェイは何度も頷いてまた涙を溢れさせた。それは、悲しいのではなくて、暖かい涙のような気がして今度はちょっと顔をあげて
チャミに向かって泣きながら微笑の返事をした。





『お元気ですか?
 今までお返事書かなくてごめんなさい。
 なにを書いたらいいのか、わからなかっけど
 クリさんとリュウさんが、今楽しかったこと
 でいいんだって教えてくれました。

 今私は冒険者で・・・




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by Feiry | 2016-04-19 19:14 | おはなし